(第12回)法定相続分って本当に平等? — 家族の気持ちを守る、やさしい相続の考え方 —
法律で決められた法定相続分は、
「財産を平等に分ける基準」ですが、

まんのう町では、高齢の方が増え、子ども世代が町外に住んでいるご家庭も多くなっています。
そのため今、大切になっているのが「生前対策」です。
生前対策とは、
元気なうちに、将来こまらないように決めておくことです。
そして準備は大きく二つに分かれます。
・生きている間のそなえ
・亡くなったあとのそなえ
この二つは、似ているようで役割がちがいます。
目次
1.生前対策とは?
2.生きている間のそなえ(認知症への準備)
3.亡くなったあとのそなえ(相続の準備)
4.まんのう町で今、生前対策が大切な理由
5.まず何から始めればいい?
6.まんのう町の生前対策Q&A
1.生前対策とは?

生前対策とは、
判断できるうちに、お金や家のことをどうするか決めておくことです。
将来、家族が困らないようにするための準備です。
2.生きている間のそなえ(認知症への準備)

年齢を重ねると、物ごとの判断がむずかしくなることがあります。
そうなると、
・銀行でお金がおろせない
・家を売りたくても手続きが進まない
・家族が代わりに決められない
といったことが起こる場合があります。
これを防ぐために、
「もしものとき、だれがどう管理するか」を決めておくことが大切です。
これが、生きている間の対策です。
3.亡くなったあとのそなえ(相続の準備)

こちらは、亡くなったあとに必要になる準備です。
・だれが家を引きつぐのか
・預金はどう分けるのか
・名義変更はどうするのか
を決めておくことです。
この準備がないと、家族で話し合いがまとまらず、手続きが止まってしまうことがあります。
4.まんのう町で今、生前対策が大切な理由

まんのう町では、高齢の方の割合が増えています。
また、子ども世代が町外や県外に住んでいるケースも少なくありません。
そのため、
・急な入院
・施設入所
・相続手続きの長期化
が起きやすい環境にあります。
元気なうちに話し合っておくことで、
家族の負担を大きく減らすことができます。
5.まず何から始めればいい?

むずかしいことをいきなり決める必要はありません。
まずは次の3つから始めてみてください。
① 家や土地は誰の名義か確認する
② 銀行口座を整理する
③ 家族で一度話し合う
それだけでも、大きな一歩になります。
6.まんのう町の生前対策Q&A

Q1.生前対策って何歳から考えればいいですか?
早い方が安心ですが、60代くらいから考える方が多いです。
Q2.遺言書を書けば安心ですか?
遺言書は亡くなったあとの準備です。生きている間の対策にはなりません。
Q3.子どもが県外に住んでいます。大丈夫ですか?
遠くに住んでいる場合こそ、事前に決めておくことが大切です。
Q4.認知症になると家族が自由に手続きできますか?
自動的にはできません。手続きが止まることがあります。
Q5.費用はどのくらいかかりますか?
内容によって異なります。まずは相談して全体像を知ることが大切です。
Q6.今すぐやらないといけませんか?
急ぐ必要はありませんが、元気なうちでないとできない準備があります。
Q7.家族にどう切り出せばいいですか?
「将来こまらないように話しておこう」と伝えると、話しやすくなります。
まとめ

生前対策は、
むずかしい法律の話ではなく、家族への思いやりの準備です。
まんのう町の今の状況を考えると、
早めの話し合いが安心につながります。
ひとりで悩まず、まずは気軽にご相談ください。


法律で決められた法定相続分は、
「財産を平等に分ける基準」ですが、
✔ 話し合いの進め方がわからない
✔ 気持ちのすれ違いが起きる
✔ 決め方の順番を間違える
遺言書には主に
「公正証書遺言」と「自筆証書遺言」 の2種類があります。
遺言書とは、
自分が亡くなったあと、財産をどう分けるかを書いておく手紙 のようなものです。