「知らないうちに実家が売られていた」
そんなことが本当に起こるのか——そう思われるかもしれません。
【あいりす相続らじお特別6回】知らないうちに実家が売られていた―相続の怖い実例|家族の連絡が途絶えたときに起こること
「知らないうちに実家が売られていた」
そんなことが本当に起こるのか——そう思われるかもしれません。
しかし実務の現場では、家族間のコミュニケーションが不足していることで、相続手続きが本人の知らないところで進んでしまうケースは決して珍しくありません。
結論から言えば、
👉 相続で一番怖いのは「何も知らないこと」です。
今回は、実際にあった事例をもとに、なぜこのようなことが起きるのか、そしてどうすれば防げるのかをやさしく解説します。
■ 目次
- 実際にあった相続の怖い事例
- なぜ知らないうちに売却ができたのか
- 相続で本当に怖い「見えないリスク」
- 家族のコミュニケーションがカギになる理由
- 今すぐできる相続対策とは
1. 実際にあった相続の怖い事例

大阪にお住まいのAさん。
兄Bさん、弟Cさんの三人兄弟です。
ご実家は香川県にあり、お父様が商売をされていた土地と建物がありました。
しかし、兄Bさんが亡くなった後、その子であるDさんとは連絡を取らなくなり、長い年月が過ぎていました。
そんな中、弟Cさんの訃報をきっかけに帰省したAさんは、思いがけない光景を目にします。
👉 実家が、まったく別の建物になっていたのです。
不審に思い登記簿を確認すると、すでにDさん名義で相続登記がされ、その後第三者へ売却されていました。
2. なぜ知らないうちに売却ができたのか

このケースには、主に2つの可能性があります。
(1)遺言書があった場合
お父様が生前に、
・まずは兄Bへ相続
・Bが亡くなっていれば子のDへ相続
という内容の遺言書を残していた場合、他の相続人の関与なく手続きが進むことがあります。
👉 これにより単独で相続登記→売却が可能になるケースがあります。
(2)遺産分割協議によるケース
遺言書がない場合でも、遺産分割協議によって手続きは可能です。
ただし、他の相続人の関与や書類が必要となるため、現実的にはハードルが高く、このケースでは可能性は低いと考えられます。
3. 相続で本当に怖い「見えないリスク」

この事例で重要なのは、「手続きの正しさ」ではありません。
👉 何が起きているのか全く分からない状態
これが最大の問題です。
・親族と連絡を取っていない
・親の意思を確認していない
・相続の話をしていない
こうした状態では、財産がどうなっているかを把握することができません。
そして気づいたときには——
👉 すでにすべてが終わっている
ということもあり得るのです。
4. 家族のコミュニケーションがカギになる理由

相続は突然始まるものではありません。
👉 水面下ではすでに進んでいることが多い問題です。
だからこそ大切なのは、
・家族間での情報共有
・親の考えを事前に聞いておくこと
・財産の状況を把握すること
特に関係が疎遠になっている場合でも、
👉 親に直接確認することはできるケースが多いです。
5. 今すぐできる相続対策とは

難しいことをする必要はありません。
まずは、
・実家の名義を確認する
・親の考えを聞いてみる
・相続について一度話してみる
👉 これだけでも大きな対策になります。
相続が発生してからでは遅いケースは非常に多くあります。
「そのうち」ではなく、「今」動くことが大切です。

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