【第3回】「相続させない」と書いたのに意味がない?見落としがちな“対象者”の落とし穴
「この人には相続させたくないので、遺言に書いておけば大丈夫ですよね?」
このようなご相談をいただくことがあります。しかし実は、相手が"相続人でない場合"、その記載にはほとんど意味がありません。本記事では、「相続させない」と書いたのに効果がないケースと、その理由をわかりやすく解説します。

香川県で増加する相続トラブル。高松市・丸亀市でも「遺言書の準備不足」が原因の争族が多発しています。この記事では、失敗しない相続対策として遺言書の基本をわかりやすく解説します。
📌目次
1. 相続トラブルは他人事ではない!香川県の現状

「うちは財産なんて少ないから大丈夫」と思っていませんか?
香川県、高松市、丸亀市などでも相続をめぐるトラブルは年々増加しています。特に兄弟や親族間で話し合いがまとまらず「争族(そうぞく)」となってしまうケースが後を絶ちません。
相続財産の多寡に関わらず、遺産分割の話し合いは感情が絡みやすく、予想外の揉め事に発展することが多いのが実情です。
相続問題は一度発生すると長期化することもあり、家族の関係に深い溝を生んでしまうことも珍しくありません。
2. 遺言書がないとどうなる?法定相続と遺産分割協議

遺言書がない場合、相続は「法定相続分」に従って進められます。
民法では、配偶者・子ども・親・兄弟姉妹などの順位と分配割合が定められていますが、実際には相続人同士の話し合い(遺産分割協議)が必要です。
例えば、相続財産が不動産の場合、「誰が住むのか」「誰の名義にするのか」で揉めることが多いです。
また、現金や預金が十分にないと、不動産を共有にしてしまい、将来の売却や管理でさらにトラブルが発生することもあります。
香川県内でも「親の家を相続して兄弟で揉めた」「相続人の一人が協議に応じてくれない」というご相談は非常に多いです。
3. 遺言書の種類と特徴(自筆証書遺言・公正証書遺言)
相続トラブルを防ぐ最も有効な方法が「遺言書」です。
遺言書には大きく分けて 自筆証書遺言 と 公正証書遺言 があります。
【自筆証書遺言】
・全文を自筆で書く必要がある
・書き方を間違えると無効になるリスクが高い
・2020年から法務局での保管制度(自筆証書遺言書保管制度)が始まり、紛失や改ざんのリスクが減った
【公正証書遺言】
・公証人役場で作成し、公証人と証人2名の立会いが必要
・原本が公証役場に保管されるため、紛失の心配がない
・方式不備による無効リスクがほぼない
それぞれメリット・デメリットがありますが、「確実性」を重視する場合は公正証書遺言が安心です。
4. 遺言書作成でよくある失敗例
せっかく遺言書を作っても、次のような理由で無効になることがあります。
また、自筆証書遺言を自宅で保管していて紛失したり、相続人に発見されず効力を発揮しないケースも多いです。
「作ったつもり」が一番危険です。作成後の保管方法も含め、専門家の確認を受けることが大切です。
5. 香川県で失敗しない遺言書作成のポイント

遺言書を確実に活かすには、香川県内での実情を踏まえたサポートが重要です。
例えば、地方特有の「土地の名義問題」「共有名義の整理」など、地域の事情に詳しい司法書士に相談することで、より実現性の高い内容を盛り込めます。
特に公正証書遺言は、作成時に司法書士が立ち会い、必要書類の準備や公証役場との調整をサポートすることが可能です。
6. 相続対策を始めるタイミングとは?
「まだ元気だから」「財産が少ないから」と後回しにしがちな遺言書ですが、元気で判断能力があるうちにこそ作成すべきです。
病気や認知症で判断能力が低下すると、遺言書が作れなくなります。
また、家族に意思をしっかり伝えられるタイミングで作成することで、相続人全員が納得しやすい内容にできます。
7. まとめ|香川県の相続対策は司法書士に相談を
香川県内で相続トラブルを防ぐには、遺言書の準備が最も有効な手段です。
家族の安心を守るためにも、一度専門家に相談してみませんか?

「この人には相続させたくないので、遺言に書いておけば大丈夫ですよね?」
このようなご相談をいただくことがあります。しかし実は、相手が"相続人でない場合"、その記載にはほとんど意味がありません。本記事では、「相続させない」と書いたのに効果がないケースと、その理由をわかりやすく解説します。
「うちは平等に分けているから大丈夫です」
このようにおっしゃる方は多いのですが、実は"平等に分けた遺言"ほど揉めるケースがあります。原因は、法律上の公平と、家族の感情としての公平が一致しないことです。本記事では、なぜそのようなズレが起こるのか、そしてどうすれば防げるのかをわかりやすく解説します。
「遺言書を書いておけば安心ですよね?」
このようなご相談をよくいただきます。確かに、遺言書はとても大切なものです。しかし実は、遺言書だけでは対応できないことも多く、かえって手続きが止まってしまうケースもあります。本記事では、遺言書の役割と限界、そして本当に必要な生前対策について、わかりやすく解説します。
遺言書は「書けば終わり」ではありません。
家族に内容を伝え、理解されてはじめて安心につながります。